澄月 ちょうげつ
   

野月
秋にすむ 野中の清水 誰世(たかよ)より
(汲)みこ(越)しままの いにしえ(古)の月  澄月
6.2p×37.6p

正徳4年(1714)生〜寛政10年5月2日(1798年6月15日)歿
 江戸中期の天台宗の僧で歌人。俗姓西山氏。出家して智脱と称した。別号は酔夢軒・垂雲軒・翠雲軒・酔夢庵・風真軒・融阿などと称した。
 備中国玉島(現岡山県倉敷市)に生まれ、13歳で比叡山延暦寺に登り天台学を学んだが,その後浄土教に転宗した。諸国行脚の後,作歌の道を志す。のち二条派の歌人武者小路実岳の門に入り和歌を学ぶ。洛東の岡崎に住み、寛政期(1789〜1801)の京都地下歌人四天王の1人と称され、小沢蘆庵や伴蒿蹊などと親交があった。
 家集に宮下正岑選の『垂雲和歌集』がある。地下歌人として堂上風の歌を詠んだ。『澄月法師千首』、また歌論書に『和歌為隣抄』がある。

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